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2008年6月 9日アーカイブ

京都とある子供のお話


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小生が子供の頃は、右京区の太秦に住んでおりましたが、その頃は本当に田圃や畑ばかりで、その場所で野球をして遊んだものです。(たまにお百姓さんに怒られましたが・・ある程度は目をつむってくれました)

家の近所には西高瀬川が流れており、フナ、ドジョウ、蛙、ヘビ、アメリカザリガニ、めだか・・等々が普通にいて、自然な遊びを普通にしていたものです。

今では、田圃や畑の場所に家が建ち並び昔の面影が無くなってしまいましたが、これも時代の流れなのでしょうかね・・・(寂)

ある畑の真ん中に古い大きな家がポツンと建っている場所があり、その家の玄関や窓には木の板で目張りみたいにして、出入りが出来ないようにしてあり、人が住まなくなってから何年も経過しているのが見た感じで解り、子供仲間では、お決まりの<お化け屋敷>と呼んでおりました。

ある時に、子供仲間4人で家の中を探検する事になり、傍若無人に板を割って家の中に入りました。(不法侵入です)昔風の家で、土間があり天窓が有り囲炉裏みたいな物ありと普通の京町屋の家です。

2階に続く階段も途中割れて穴が空いているのですが、アドベンチャー的に壁にしがみつきながら上へ下へと行き来したりして一部屋づつまわりました。

蜘蛛の巣が頭についてはギャー、得体のしれない虫みてワァーと言いながら回っていると、1階の畳の部屋で不自然というか異様という物を発見しました。

畳の真ん中に井戸があるのです。

上に木の蓋がしてあり、好奇心旺盛な子供4人は当然のごとく<行くぞっ>と薄暗い部屋の真ん中に集まり、その木の蓋をどかしてみました。

すると・・・

                                        <続く>

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