カレンダー

« 2009年3月 »12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2009年3月アーカイブ

嫌すぎる話<その2>


| | コメント(0) | トラックバック(0)

その2

京都のとある業者さんからのお話

長岡京市で、相続の関係上長年空き家になっていた、木造平屋の古家を購入した時の事

建物は経年劣化で、使用不可と判断し、解体して新築を建てる計画になりました。

数日後に解体作業に入り、重機で一部を取り除くと何やら声が聞こえてくるとか・・

ネコのような小さな鳴き声で、途切れ途切れで聞こえてくるそうです。

重機を止め、確認の為にその場に居た業者が手作業で廃材をどかしていきました。

するとまず驚いたのが、数百匹と思われるゴキちゃんの死骸が、一部の場所に固まって姿を現した。

キモイ・・不気味・・・何かスプラッター映画の一場面のような光景と見た物は表現したそうだ。

手で触りたくないので、スコップでポイっ!

床板をはがしてみると2匹の大型ネズミのミイラ・・一部が地面の石にくっついてしまっている。

手で触りたくないので、土ごとスコップでポイっ!

その奥から古ぼけた紙袋に入った、アルバムとバラバラの写真・・少し中を確認すると家族旅行写真・赤ちゃん誕生の記念写真・結婚式の写真 等この家に住んでいたであろう方々の青春の思い出写真数十点・・・(全部モノクロ写真の為、古い記念写真と思われる)

<どうしょう・・・>

簡単に廃棄するという事も出来ず、一応元の売り主さんに相談する事になった。

そしてやっと声がする主を発見

やはりネコだったが、お乳をあげているのか、寝そべった親ネコが1匹とその回りに子猫が5匹(生後数日ぐらいかな)その子猫がかすかな声で鳴いていた。

追い払おうとシッシッとしたが、・・んっ・・親ネコは死んでいる・・・子猫1匹死んでいる・・・残り4匹・・衰弱している為、満足に動けないでいる。

<どんすんねん・・・>

スコップで・・・という事もせず、牛乳を買ってきてあげてみた。

飲まない・・

保健所に連絡して処分してもらおうか・・という話もあったが、その場にいた者が何とか助けられないかという雰囲気になり、その場でキャットフードを買ってきたり、ネコ缶詰を買ってきたり、魚を買ってきたり、何か食べさそうとするが・・・食べない、飲まない、・・・

・・・・

医者に連れて行こうか・・・と声が出始めた矢先に1匹・・1匹・・・と死んでしまっていく・・・

発見してから小1時間の事で、かすれた声で助けを求めた4匹の子猫が・・・目の前で全滅してしまった。

はかない命火が消える瞬間に立ち会った者から、一斉に<あぁぁっっ、動け・・頑張れ・・・可愛そうに・・・>

母ネコが亡くなってから何日間か、ひもじく冷たく寒い毎日を過ごしてきたのだろう・・・

その場の一人がどこかに埋めてあげようと、ダンボール箱に母と子を入れてどこかに持っていった。

仕事がらこういう事はよくあるのだが、何故か今回は気持ちは萎えてしまった感じと、皆が口をそろえて話し初めた。

仕事の為に集まったが、何か切ない気持ちになりその日は仕事にならずに片付けだけして、帰る事になったという・・・

帰りの車の中で業者の一人がつぶやく・・・

・・・

<嫌すぎるわ・・・>

 

 

 



[当社ホームページの紹介です。]
不動産 上京区
京町家の多く残る西陣・上七軒、LRT計画も浮上した今出川沿い-同志社-御所北など。京都市上京区の不動産はお任せ下さい!

嫌すぎる話


| | コメント(0) | トラックバック(0)

またまた、同業者(不動産関係)の飲み会でのお話ですが、色んな業者が古家調査や査定で、家を確認したときに忘れられない出来事特集をいくつかご紹介します。

その一   奈良支店の不動産関係のお話

ある時、電話があり、暗い男の声で、「自分の元親の家を見に来てくれ・・・いくらで売れる?・・・現在誰も住んでない・・・カギはポストに入れてある・・・置いてある荷物は処分してくれ・・・中はあまり気にせずに土地と建物で金額を出してくれ・・・連絡先は・・・・ ・・・・」・・・???

何やら気味が悪い電話らしく、中は気にせずというと相当汚い感じなのだろうと思いとりあえず指定の家を拝見しに部下を一人連れて現地まで行きました。

外観から想定すると木造の2階建てで、築年数的に40年は経っているだろうという家でした。

ポストの中のカギを使い玄関を開け・・・とガタがきていてなかなか開かず、相当錆付いているのだろうと思い、裏に回ってみると木戸(勝手口)があったので、引っ張ると簡単に開いた。

<こりゃ建物は使えないな・・>中に入ってみるとカビみたいな臭いが充満していた。

<ウゲッ・・>大分長く使っていないだろうというのが予測できたキッチン、水洗かな・・と思うトイレ・・・風呂は・・無し・・・<解体費がいくらかかるかな・・>と考えていると急な寒気がしてきたという。

<建物は難しいだろうから危険物が無いか確認して、土地を見てみよう>と二人で話して、足早に奥の部屋を見る事にして、襖を開けてみたら、畳は変色し反り上がっている状態だという<本当にきついな>2階も一応確認しとくかという事で、階段を上がると、通り部屋があり奥に部屋をしきる襖があった。窓全部に雨戸が閉めてあり隙間から陽の光が入る薄暗い状態だという。

襖を開けてみる

一瞬にして、ある一点に二人の目が釘付けになった。

3帖ほどの和室なのだが、窓際の黒ずんだ感じの畳みの上に薄くはなっているが、あきらかに人型の白い線の跡が・・・

<これって・・・>・・・・・・<です・・>

<出よっ>・・・・

<おぅわぉしぅXXXXXXXX>小さく変な言葉を発しながら、ゆっくりとあわてて外に飛び出した。

震えながら会社に帰り、しばし落ち着いてから、聞いていた連絡先に事情を確認しようと電話してみたのだが、・・・「お掛けになった電話番号は、現在使われておりません。番号を・・」と使っていない番号・・・気味の悪い電話をかけてきた着信番号をみるも非通知・・・

<俺たちは何をしに行ったのだ>

<中を気にせずにって、気にするわい>と自分に突っ込んでいた。

色んな妄想が頭の中で考えて、何日間か夜も寝にくかったという。

・・・嫌すぎる・・・本当に嫌すぎる・・・

その一  終わり

次回はその二から・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

このアーカイブについて

このページには、2009年3月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年2月です。

次のアーカイブは2009年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

MovableType(MT) 4.1 テンプレート 無料(フリー)
Powered by Movable Type 4.21-ja