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嫌すぎる話<その2>


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その2

京都のとある業者さんからのお話

長岡京市で、相続の関係上長年空き家になっていた、木造平屋の古家を購入した時の事

建物は経年劣化で、使用不可と判断し、解体して新築を建てる計画になりました。

数日後に解体作業に入り、重機で一部を取り除くと何やら声が聞こえてくるとか・・

ネコのような小さな鳴き声で、途切れ途切れで聞こえてくるそうです。

重機を止め、確認の為にその場に居た業者が手作業で廃材をどかしていきました。

するとまず驚いたのが、数百匹と思われるゴキちゃんの死骸が、一部の場所に固まって姿を現した。

キモイ・・不気味・・・何かスプラッター映画の一場面のような光景と見た物は表現したそうだ。

手で触りたくないので、スコップでポイっ!

床板をはがしてみると2匹の大型ネズミのミイラ・・一部が地面の石にくっついてしまっている。

手で触りたくないので、土ごとスコップでポイっ!

その奥から古ぼけた紙袋に入った、アルバムとバラバラの写真・・少し中を確認すると家族旅行写真・赤ちゃん誕生の記念写真・結婚式の写真 等この家に住んでいたであろう方々の青春の思い出写真数十点・・・(全部モノクロ写真の為、古い記念写真と思われる)

<どうしょう・・・>

簡単に廃棄するという事も出来ず、一応元の売り主さんに相談する事になった。

そしてやっと声がする主を発見

やはりネコだったが、お乳をあげているのか、寝そべった親ネコが1匹とその回りに子猫が5匹(生後数日ぐらいかな)その子猫がかすかな声で鳴いていた。

追い払おうとシッシッとしたが、・・んっ・・親ネコは死んでいる・・・子猫1匹死んでいる・・・残り4匹・・衰弱している為、満足に動けないでいる。

<どんすんねん・・・>

スコップで・・・という事もせず、牛乳を買ってきてあげてみた。

飲まない・・

保健所に連絡して処分してもらおうか・・という話もあったが、その場にいた者が何とか助けられないかという雰囲気になり、その場でキャットフードを買ってきたり、ネコ缶詰を買ってきたり、魚を買ってきたり、何か食べさそうとするが・・・食べない、飲まない、・・・

・・・・

医者に連れて行こうか・・・と声が出始めた矢先に1匹・・1匹・・・と死んでしまっていく・・・

発見してから小1時間の事で、かすれた声で助けを求めた4匹の子猫が・・・目の前で全滅してしまった。

はかない命火が消える瞬間に立ち会った者から、一斉に<あぁぁっっ、動け・・頑張れ・・・可愛そうに・・・>

母ネコが亡くなってから何日間か、ひもじく冷たく寒い毎日を過ごしてきたのだろう・・・

その場の一人がどこかに埋めてあげようと、ダンボール箱に母と子を入れてどこかに持っていった。

仕事がらこういう事はよくあるのだが、何故か今回は気持ちは萎えてしまった感じと、皆が口をそろえて話し初めた。

仕事の為に集まったが、何か切ない気持ちになりその日は仕事にならずに片付けだけして、帰る事になったという・・・

帰りの車の中で業者の一人がつぶやく・・・

・・・

<嫌すぎるわ・・・>

 

 

 



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このページは、センチュリー21 ハウスネット関西(株)下鴨店が2009年3月26日 09:18に書いたブログ記事です。

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