2009年もあと一週間を残すのみとなりました。
振り返るとやはり色々な事がありました。
個人的にショックだったのは、5月にシャンソン歌手の高 英男さんが肺炎の為、90才でお亡くなりになられた事です。
今の方はあまり知らない人が多いと思いますが、<枯葉><雪の降る街を>などを歌っておられ、昔にヒットされた日本人最初のシャンソン歌手です。
実は以前に手がけていた仕事の関係で、お会いさせて頂き、ほんの少しだけ親しくさせて頂いたのです。
京都に来られてお会いすると<ナガちゃん・・元気かい・・>などとお声をかけて頂きました。
喫茶店でお茶した事もありますが、話していると普通のおじいちゃんなのですが、舞台で歌を歌う時など独特のオーラを出されます。
決して歌がうまい訳ではないのですが、味があるというか雰囲気に飲まれるというか・・そんなこんなで聞き入ってしまう方です。
ちなみに歌を歌われる時は化粧をされるのですが、デビュー当時は男性歌手で化粧をする日本第1号とも言われてらおられまして、後々に美輪明宏さんなどが化粧をされるようになり、今では普通にみられる先駆けとなった方でもあります。
晩年は足腰が極度に弱まり、満足に出歩く事さえままならなかったと聞きます。
お話はしておりませんが、淡谷のり子さんともお会いする事がありましたが、体はくの字に曲がりながらお歩きになり、凄く凄く小さな方でした。
TV(よく、スターものまね歌合戦の審査員に出ておられましたが・・)では、シャンとした振る舞いと毅然とした言動で大きく見えた物ですが、実は体の何カ所かを椅子にくくり付けて、シャンとしてるように見せかけてたそうです。しかも収録中は何回も椅子から離れてたそうです。(TVでは写されませんが)無理が出来にくい体をあえて無理をしてでもTVに出演され、自分を演じきった淡谷のり子さんは、正真正銘のプロです。
その淡谷のり子さんもお亡くなられましたが、激動の昭和を生きてこられた方々だからこその生き様なのでしょう
お見事・・・
高 英男さんも間違いなくその一人です。
暫くお会いする事もなく、日々の記憶から忘れてしまってた方なのですが、お亡くなりになられた記事を読み、やはりガクッという気持ちになり、お話頂いた事を色々と振り返って思い出しております。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
今はまさに激動の平成時代。
何事も自分のする事には、自信をもって言動や行動をするものだと考えさされます。
今年の良い事も悪い事も経験と思い、来年、再来年と成長が出来ている自分でありたいものですな・・
自分自身が頑張れますように・・・(毎年お願いしている文章)・・・
2009年ラストワンウィーク・・・あと何を思い出して、物思いに更けるやら・・・
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