不動産ニュース: 2012年5月

先日の朝日新聞に、全面建て替えする予定だった築50年の団地が、リノベーションで次々と生まれ変わっている、という記事が掲載されていました。

伏見区の観月橋団地は、1962年の築で、今年で築50年です。
間取りを今風にリノベーション、壁面のマンション名の表記も芸術家に委託して、レトロな雰囲気を演出しているそうです。


東京都日野市の多摩平団地はリノベーションでシェアハウスに変更。
花見や餅つきなどのイベントを民間の不動産会社が企画し、新しく入居してきた若い世代の住民と、昔からの住民との交流がうまれているそうです。



団地は棟と棟の間が広く、風通りもよく、開放感がありますね。青梅にも古い団地が多くありますが、駅に近い、家賃が安い、レトロな雰囲気、緑が多い、などで、僕の友達も多く住んでいます。


リフォームやリノベーションで住人に活気が出てくれば、本格的な改修や建て替えが軌道のる可能性も高くなりますね。




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高さ規制の緩和案

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ゴールデンウィークは皆さまいかがでしたでしょうか?
私は自宅で子どもの世話にあけくれておりました。育休・イクメンです。



今月初めの新聞に、「民間初 高さ規制緩和案」と題され、京都市の景観条例で指定された建物を建てる事ができる上限の高さ、それが緩和される内容の記事が掲載されていました。

どこでもということではなく、中京区西ノ京の島津製作所のみを対象とする「地区計画」が考えられているそうです。

地区計画とは、都市計画の一つですが、京都市が決定することができるもので、住民や企業からの申し出から検討が始まる、「小さな街づくり計画」です。

島津製作所の周辺は新景観条例が制定される以前から、高さ20mまで、という地域です。新しく31mとなると、ワンフロアーの高さが3mで考えても10階建てぐらいでしょうか。周辺では西大路や堀川、千本、丸太町、四条などの幹線道路沿いは、以前は同じ31mの地域だったため、現在建っている建物はだいたいそれぐらいの高さかと思います。


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高さ規制の地図。○のなかの中段が高さの規制値です。
西小路御池でスーパーマツモトのある辺りです。

新景観条例は、特にマンションの高さ規制は、資産価値を左右するものですが、必要に迫られ変更することもあるのだなぁと感じました。

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