京都地名語源辞典

このあいだの新聞で「京都地名語源辞典」が紹介されていて、読んでみました。

地名の研究はあまり進んでおらず、このような辞典は貴重だそうです。

京都の町中では、よく発掘調査をしていますが、土中から出てきた遺物から、新しくわかることも少なくなく、地名の由来を知るヒントにもなるそうです。

町名は、不動産の仕事柄、馴染みが深いので、「辞典」という堅そうな本ですが、おもしろく読めました。

よく登場したのが、字の変化である宛字や、意味の変化が起こり、元の意味がほとんど理解できない というものです。
新聞にも紹介されている西ノ京の「円町」はそこにあった牢屋からきているそうです。まったく想像できませんね。

それから、地形や川などの自然、農耕や植物、職業などが多く由来となっていて、これらは単純におもしろかったです。
右京区の油掛町はこの地域で栽培していた菜種の油を地蔵様に掛けた事が由来だそうです。

正直僕はあまり歴史は知りませんが、この本は、パラパラとですが、楽しく読めました。

京都地名語源辞典