北白川・駒井家住宅を見学してきました

北白川・駒井家住宅を見学してきました
先日、北白川の疎水沿いにある 駒井家住宅 を見学してきました。
近くにあるのに「いつでも行ける」と思ってなかなか足を運べなかった場所です。
しかし一歩敷地に入ると、穏やかな空気が流れるとても素敵な空間が広がっていました。

駒井家住宅

建物外観
駒井家住宅は、ヴォーリズ建築事務所 による設計で、和洋折衷の建物です。
洋館の外観でありながら、和室があるなど、随所に日本らしさが感じられる面白い建築でした。
案内の方が丁寧に説明してくださり、

  • 上げ下げ窓には“おもり”がつってある
  • 窓枠は雨が溜まらないよう工夫されている
    など、細やかな設計の意図を知ることができました。

ほぼ100年前の木造建築ですが、当時としては新しい技術が多く取り入れられていたそうです。

  • 階段には三路スイッチが最初から設置されていた
  • 天井収納庫の上げ下ろしは歯車式
  • 鏡の裏が洗面所の収納になっている
    など、暮らしやすさを考えた工夫が随所に見られました。

100年前の景色と現在
完成当時の写真には、今よりずっと広かった頃の白川疎水が写っており、対岸は一面の田んぼだったそうです。
現在の住宅街とはまったく違う景色が広がっていて、時代の移り変わりを感じました。

遺伝学者・駒井教授の庭づくり
温室
この住宅の施主である 駒井卓教授(帝国大学) は遺伝学の研究者で、視察で訪れたダーウィンの温室に感銘を受け、自宅の庭にも温室を作ったそうです。
研究者としての情熱がそのまま住まいにも反映されていて、とても興味深いエピソードでした。

温室

クラウドファンディングも実施中
現在、修繕のためのクラウドファンディングも行われているそうです。
期間は残りわずかとのことなので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

支援プロジェクト

さいごに
駒井家住宅は、静かな時間が流れるとても心地よい場所でした。
歴史ある建物の魅力と、そこに暮らした人々の思いが感じられる素敵な空間です。
皆さんもぜひ一度訪れてみてください。

北白川・駒井家住宅