町家の美術館 紫織庵

紫織庵 町家の美術館

先日、町家の美術館 紫織庵(新町通六角上がる)を見学しました。

約240坪の敷地に、江戸後期に建築された建物は、当初は医院・医学生の教育所として使用されていました。

大正時代に洋館が増築され、平成9年まで現役で使用されていました。

京都の伝統的な「大塀造」建築の代表例です。

茶室、蔵が二つ、中庭、広縁、洋間サロン等のある貴重な建築物です。

建物奥にある、大きな蔵は分厚い壁、二重の重そうな扉。
扉が乗るレールには車輪がありました。

室内は冷房が効いていて涼しく、広縁には波打ガラスという独特のうねりのあるガラスがありました。

祇園祭の屏風が展示してありました。
「昔は各家が秘蔵の屏風を飾って、それを見て回るのが祇園祭だったなぁ」だそうです。
(我が家のおばあちゃん談)

2階の洋間サロンでは喫茶コーナー、浴衣やじゅばんの展示販売もあります。

町家の造りも立派ですし、洋館の装飾も目を奪われるものがありました。

建築を見るのは楽しいですねー。

紫織庵HP