袋路の災害対策

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京都新聞に「逃げ道確保に助成」という記事が掲載されていました。

平成24年度より、災害時の避難経路となる抜け道の整備や、袋路通行を妨げる恐れがある入り口部分の木造住宅の耐震改修に、新たな助成制度が設けられる予定です。

次の様なケースが助成の対象として考えられています。
・隣接する土地所有者の協力を得て塀や柵に扉を設ける。
・出入り口付近の建物の倒壊を防ぐ為の耐震改修費。
・出入り口付近の建物は、建て替え時に敷地を2M以上後退する義務がないため、所有者が自主的に後退して建て替えた場合。後退した部分の通路の舗装や壁の撤去費用など。


物件写真の撮影でも、細い路路、行き止まりのある道、など頻繁に目にします。上京区や東山区に多いですね。住宅地図を見ればよくわかりますが、碁盤の目状に通った大通りで仕切られた四角の中心部へ、細い路地が迷路の様に存在しています。

京都の長い歴史で、今まではどうだったのでしょうか?
実際に建物が倒壊したら、お年寄りや体の不自由な方などは、がれきを乗り越えるのも困難でしょう。
僕が学生の頃住んでいた西陣のアパートも路地奥でした。逃げ道は、、、あったのでしょうか?不明です。
地図を見ていても、一つ一つの場所によって、取り囲む建物の状況が違い、大変な作業になると想像できます。

災害時の逃げ道は沢山用意しないといけませんし、住民それぞれが考えないといけない難しい問題ですね。

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